Keep Upgrading Myself!!!

多くの人達と様々な経験をシェアすることによって互いに成長し続けていきたいと思い、ブログを始めました! 遅筆ですが、ときどき読みに来て頂けると嬉しいです。

世界史の次は地理!?

 みなさん、こんばんは! 今回はHIS旅カレッジ主催の「地理で旅が100倍楽しくなる講義!」に参加した時の話です。正直地理はあまり好きな科目ではなかったので迷ったのですが、意を決して参加してきました。
 ちなみにHIS旅カレッジは代ゼミ世界史講師の佐藤幸夫先生を招いて「世界史で旅が100倍楽しくなる講義!」をすでに何回か開催しており、僕も参加したことがあります。今回はそれの地理版と言えそうです。講師は佐藤先生と同様に代ゼミで地理を教えている宮路秀作先生。宮路先生は代ゼミ卒業生を連れて海外へ行くこともあるそうで、その点も佐藤先生と同じですね。卒業後も関係性が続いてるっていいですよね。僕が浪人時代にお世話になっていた大阪北予備校※1にはそんな先生いなかったなぁ・・・・・・。

f:id:TakeharaMasahiko:20210626144506p:plain

会場となった代ゼミ本校からの眺め。新宿のビル群が見えます。夜景が綺麗そう。

 さて、例によって講座に参加して印象に残った話をいくつか紹介していきます。まずは宮路先生のお気に入り、パラオについて。パラオは年間降水量が3800 mmもあります。日本が約1700 mmなので、なんと倍以上ですね! 鉄、アルミ、チタンは雨に流されず土中に残るので、パラオの土壌は赤土になるそうです。そう言えば、パラオのジャングルトレッキングに参加した時にガイドさんが「パラオの土は鉄が多いので赤土なんです」と説明してくれていたのを思い出しました。その時は「ふ~ん、そうなんだ」程度の感想しか持っていませんでしたが、地理の知識があると同じ景色を見ても感動の度合いが大きく変わりそうですね!

f:id:TakeharaMasahiko:20210626144645p:plain

ジャングルトレッキングの道中。確かに赤土ですね。

 続きまして、ドイツについて。ドイツの食事と言えば何をイメージしますか? 「ソーセージ、ポテトをつまみにビール!」と考えた方が多いと思います。今回の講座ではドイツの食文化決定づけた二人の王様を紹介してくれました。
 一人目はヴィルヘルム4世。彼は1516年4月23日に「ビール純粋令」を発令します。ビールは、麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とするとした法律です。もう一人はフリードリヒ2世で、彼はじゃがいも命令を出しました。
 これらの政策の目的の1つは食料の確保です。ドイツは自然環境が厳しく農業ができない時期があります。貴重な小麦をビールに使わせないために「ビール純粋令」が出されたそうです。さらに、ドイツの北部は土地が氷河に侵食されていて(氷食地)、地力も弱いので、そのような土壌でも育つじゃがいもの栽培が奨励されました。また、じゃがいものカスは豚の飼料になります。

f:id:TakeharaMasahiko:20210626144936p:plain

ドイツのフライドポテト。アプリコットソースをつけて頂きます。 ミュンヘンのクリスマスマーケットにて。

f:id:TakeharaMasahiko:20210626145016p:plain

ドイツと言えばやっぱりビール!

 ここまでの話を読んで、「ヴィルヘルム4世やフリードリヒ2世って地理ではなくて、世界史の話なんじゃないの?」って思った方もいらっしゃるかもしれません。宮路先生曰く、「地理と歴史は車の両輪のようなもの」とのこと。各時代の地理の積み重ねが歴史であり、地理を知らないと歴史は理解できないし、歴史を知らないと地理は理解できないそうです。しかし、現在の日本の教育は歴史偏重になっていることが残念だともおっしゃっていました。僕も改めて地理をきちんと勉強してみようかなぁ・・・・・・。

※1 略称キタヨビ。「関西にめっちゃ強い」がキャッチコピーでした。「大晦日ラソン自習室」も有名で、僕も元旦午前0時まで自習して終夜運転の阪急で帰った記憶があります。2006年に廃校となり、跡地にはマンションが建っています。時代の流れを感じますね・・・・・・。