ソマリランドに行きたくて!「珍国の女王」との出会い。
みなさん、お久しぶりです。突然ですが、ソマリランドって国をご存知ですか?高野秀行さんの著書※1で話題になった東アフリカにある未承認国家です。未承認国家なんて言われるとすごい危険そうな気がしますよね?でもソマリランドは独自に内戦を終結させて、現在とても治安が良いらしいんですよ!そんなソマリランドに行ってみたいなって思ったんですが、日本ではなかなか情報がなくて…。まぁ、日本はソマリランドを国家として承認してないので、ソマリアに行くってことになりますからね。仕方ないかもしれません。
そんな時、いつもお世話になっている旅大学さんからこんなイベントの案内が来ました!
「あ、ソマリランドの写真だ!それに珍国の女王ってどんな人︎?」という訳で、ソマリランドの情報収集も兼ねてイベントに参加して来たので、今回はその時の様子をレポートさせて頂きます。
さて、こちらが旅大学定番の自己紹介カードです。
なんかいつもと違って珍国仕様ですね(笑)。質問が深いです。このカードを使って他の参加者と自己紹介をします。ちなみに僕が驚いた旅先の常識は「ブータンでは唐辛子が野菜とみなされていて、料理にふんだんに使われるので、ブータン料理はメチャメチャ辛い。」ってことです。Q06は珍国の女王の話を聞いた後に再度グループでディスカッションするためのものなので、また後ほど。
自己紹介後、満を持して珍国の女王のトークの始まりです!まず珍国の女王のプロフィールをご紹介。珍国の女王こと髙井英子さんは福岡で旅行会社「スカイスターツアーズ」を経営しています。主に普段生活しているだけでは耳にしない国(珍国)へのガイド等を請け負っているそうです。会社は福岡にあるのにお客さんの8割は関東なんですって。また年齢層は主に70代。50代は若い方とのこと。日本のシニア層はたくましいですね!現在、西日本新聞の夕刊に「珍国に恋して」というコラムを連載中。
ところでソマリランドもそうですが、珍国の中には当然普通の観光地よりも危険な場所も含まれます。ツアーでお客さんを連れて行くこともある女王にとっての渡航しても大丈夫かどうかの基準って気になりませんか?その基準とは「首都でテロがあるかどうか。」だそうです!なかなかレベルが高いですね…。
では、ここからトークの中で出てきた数々の珍国の中からいくつかをご紹介します。今まで聞いたことがないようなところばかりだと思います!
①仏領サンピエール島&ミクロン島
フランスの海外準県で、カナダのセントローレンス湾にある島。映画「サンピエールの生命」の舞台になったことで有名。
②英領モントセラト
カリブ海にある島。島内に活火山。スペインのモンセラート山が名前の由来。5人目のビ-トルズと言われた音楽プロデューサーのジョージ・マーティンさんのスタジオがあります!(残念ながら今は廃墟。)
③クルディスタン地域
イラク北部にあるクルド人の自治区。危険なイメージのあるイラクにありながら、治安はかなり良いそう。女王曰く、「人々がとても優しく、ここではお金が無くても暮らしていけそう。」とのこと。え!?もっと詳しく書いてくれって?それに3カ所だけでは物足りない?そんな方は是非髙井さんの本※2を読んでみて下さい!!
最後に自己紹介カードのQ06についてグループで紹介しあいます。僕は女王が西サハラでストリートチルドレンに囲まれて髪の毛をブチブチと引きちぎられながらシュシュを奪われた話から、たとえ子供でも油断できないのだなと感じました。
ソマリランドの情報が何か手に入ればいいなと軽い気持ちで参加しましたが、想像を遥かに超える濃い話を聞くことができて大満足でした。あ、もちろんソマリランドについても個人的に色々アドバイス頂けました。女王が執筆されたソマリランドのコラムのリンクを教えて頂いたので、ここに紹介しておきます。
珍国愛にあふれた良い記事です!
皆さん、珍国に行ってみたくなりましたか?世界にはまだまだ知らない国や地域があるんですね!僕もシニア世代に負けないぐらい色々の国々を旅していきたいと思います!
最後まで読んで下さり、ありがとうございます!では、また!!!
※1
「謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア」
「恋するソマリア」
※2
「珍国の女王」