Keep Upgrading Myself!!!

多くの人達と様々な経験をシェアすることによって互いに成長し続けていきたいと思い、ブログを始めました! 遅筆ですが、ときどき読みに来て頂けると嬉しいです。

ロシアの中の共和国!?カルムイク共和国とタタールスタン共和国について。

 みなさん、こんばんは!今回は「お久しぶり。」ではないです!!

 さて、このブログではtabippoさんの旅大学に参加した時の話をよく書いていますが、東京では旅大学以外にも旅行に関するイベントがたくさん行われています。というわけで、今回はH.I.S.旅カレッジさんのイベントに参加して来ました!

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会場は表参道のH.I.S.。小洒落た雰囲気。

 

peatix.com

 みなさんは「カルムイク共和国」や「タタールスタン共和国」って聞いたことありますか?これらはロシアの中にある共和国です。「ロシアの中の共和国ってどういうこと?」って思いますよね?僕もそうでした!実は、ロシアは85の連邦構成主体からできているんだそうです。連邦構成主体としては「州」、「地方」、「市」、「共和国」、「自治州」、「自治管区」があって、カルムイク共和国タタールスタン共和国は22ある共和国の内の2つというわけ。

イベントでは2019年6月にこれらの国々を訪れた、モデル兼、定住旅行家であるERIKOさんが、現地で撮影した動画も交えて、とても興味深い話を聞かせて下さいました。ちなみに、定住旅行家というのはホテルを一切利用せずに現地の方達のお宅にお世話になりながら1~2ヶ月旅行する旅人のことを言うそうです。

 

 では、例によってイベントに参加して印象に残ったエピソードをご紹介します。

 まずはカルムイク共和国から。カルムイク共和国へはモスクワから首都のエリスタまで飛行機で行くことができます。ロシアの中に3つある仏教国の1つで、見せて頂いた映像には多くのマニ車が映っており、まるでチベットブータンのようでした!また、家族をとても大事にする国民性で、独身で子供がいないことを話すと非常に驚かれるらしいです。日本で言うところの無職やニートの人に対するイメージに近い印象を持たれてしまうんだとか!?(もちろん、きちんと日本では珍しいことではないと説明すればちゃんと理解してもらえます。)

 続いてタタールスタン共和国。モスクワから東へ約800 kmのところにあり、飛行機や鉄道などモスクワからのアクセスは良いそうです。首都はカザン。イスラムスンナ派の国です。タタールスタン国内にはイスラム教のモスクが84、ロシア正教会の教会が84あり、イスラム教とキリスト教が共存している珍しい地域です。また、石油がでることから豊かな国で、国内には各競技専用のスタジアムがあるそうです。例えばレスリング専用のスタジアム、バスケットボール専用のスタジアムとか。

 そんなタタールスタン共和国が最近力を入れているのがITで、Иннополисという経済特区では自動運転のタクシーが走っていたり、全て電子化されて本が一冊もない図書館があったりとまるで近未来!ところで、イベントのお土産にタタールスタンの共和国の写真が入ったUSBメモリを頂いたのですが、まさかのカード型!?こんなのあるの知らなかった!!さすが、IT先進国・・・・・・。

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 ロシアは極東のウラジオストクハバロフスクに行ったことがあるんだけど、カルムイク共和国タタールスタン共和国にも行ってみたくなりました。ロシアは国土が広大なだけあって、まだまだおもしろそうなところがたくさんありそうですね!

 最後まで読んで下さり、ありがとうございます!では、また!!!

台湾の友達と世界史講座を受けてきた話。

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 みなさん、Dobro veče!(Добро вече!)お久しぶりです。(「お久しぶりです。」なんて言わなくていいようにブログの更新を頑張っていきたいものです・・・・・・。)さて、「いきなり何語であいさつしてるんだ!?」と思われた方も多いと思いますが、「Dobro veče!(Добро вече!)」とはセルビア語で「こんばんは!」という意味です。では、なぜセルビア語かと言いますと、今回参加させて頂いた世界史講座のテーマがギリシャと旧ユーゴスラビアだったからです!

 

tabi-daigaku.jp

(毎度おなじみtabippoさんの旅大学。)

 

いつもは一人で参加する旅大学。しかし、今回は普段と趣向を変えて台湾出身の友達、L君も一緒です。(L君との出会いについて気になる方はリンク先の記事をお読み下さいww。)

 

takeharamasahiko.hatenablog.com

 

 すみません、脱線しすぎましたm(_ _)m。本題に戻ります。 

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ユーゴスラビアがあった地域には現在7つの国があるのですが、みなさんはご存知ですか?正解は・・・・・・、

セルビアボスニア・ヘルツェゴビナクロアチアマケドニア共和国スロベニアモンテネグロコソボ」の7ヶ国です。クロアチアドブロブニクは今では日本人に人気の観光地ですし、DMM英会話の先生にはセルビアボスニア・ヘルツェゴビナの先生が多いので、7つ全部正解とまではいかなくても「いくつかは答えられたよ!」という人が多いかもしれません。

 これら旧ユーゴスラビアの国々があるバルカン半島は「バルカニゼーション」という言葉が生まれるくらい、様々な民族が混ざり合っていて揉めごとがよく起こる地域でした。(残念ながら、今でも全ては解決できていないかもしれません・・・・・・。)

 今回の講座では、講師の佐藤先生が古代ギリシャから歴史振り返り、なぜバルカン半島は揉めごとがよく起こる地域になってしまったのか分かりやすく説明して下さいました。例によって教えて頂いた内容を全て書き連ねるわけにはいかないので、講座の中で特に印象に残ったコソボの独立に関する話をご紹介したいと思います!

 

 コソボは2008年2月17日にセルビアから独立を宣言した比較的新しい国です。(セルビアやロシア、スペインなどコソボの独立を認めていない国々も少なくありません。)僕と年齢が近い人はコソボ紛争のニュースを学生時代に見た記憶があるかもしれません。コソボ紛争に関してはセルビアを悪者とする論調が日本では多いように感じます。しかし佐藤先生曰く、「セルビアにもそれなりの事情があった。」とのこと。いったいどういうことなのでしょうか?

 セルビアは人口の大多数がセルビア正教を信仰しているセルビア人で占められています。それに対して、コソボにはイスラム教を信仰しているアルバニア人が多く住んでいました。コソボアルバニア人は独立を主張してきましたが、セルビア側は認めませんでした。というのも、コソボにはセルビア正教の聖地があり、セルビア人にとっては手放すことのできない特別な場所だったからです。そんな中、コソボ解放軍がセルビアに対してテロを起こしました。セルビアはそれに反撃し、紛争に突入していきます。

 当時、コソボではセルビアによって多くのアルバニア人が虐殺されたそうです。ただ、コソボには紛争が起こる前からセルビア人も暮らしていて、彼らはアルバニア人ともそれなりに平和にやってきていました。しかし、一旦紛争が始まるとセルビアから多くの兵士がやってきて今までご近所さんだったアルバニア人を殺害していきます。コソボに住んでいたセルビア人達は虐殺を止めることができませんでした・・・・・・。下手にアルバニア人をかばってしまうと自分たちも殺されてしまうかもしれなかったからです。

 その後、NATOによるセルビア空爆など国際社会の介入もあり、紛争は終結コソボは独立を果たします。しかし、悲劇は連鎖します。今度はコソボに住むセルビア人がアルバニア人に殺されたりと迫害を受けるようになったのです。

 コソボの問題はキリストとイスラムの宗教対立という文脈で語られることが多いようですが、最初のきっかけはどうあれ、実際は自分の親友や親、兄弟を殺された復讐という面が強いみたいです。佐藤先生がおっしゃるには、「もうここまで来てしまったら、どこかの世代で我慢するしかないのではないか。今自分が相手を殺せば、自分の復讐心は満たされるけど、今度は自分の子供が相手側に殺されるかもしれない。そのことに気付き、自分の主張から一歩引いて我慢できるかどうかではないか。」と。なかなか難しい問題ですね・・・・・・。

 

 ちょっと暗くなってしまいましたが、ここからは一緒に行った台湾のL君に台湾の世界史事情と今回の講座の感想を聞いてみたので、ご紹介します。

「台湾の世界史の授業では、北京原人とかの話から始まってすぐにルネサンスぐらいまで話が飛びます。その間の話は極々簡単にしかやらないし、大学入試でも100点満点中10点あるかないかぐらいなので、自分でもほとんど勉強しません。でもそれは本当の歴史の姿ではないですね。今回の講座では古代ギリシャから始まって、おもしろい話がたくさん聞けてよかった!」

楽しんでくれたようでよかったです!

 あ、そうだ。台湾ではセルビアクロアチアボスニア・ヘルツェゴビナはそれぞれ塞爾維亞、克羅埃地亞、波士尼亞赫塞歌維那って書くんだって!え、他の4つはって?

               寝タフリ{[(-ω・)]}zzzzZZZZ

 

 次回は11/30(土)にイギリス編が予定されているそうです。是非一緒に聞きに行きましょう!

 最後まで読んで下さり、ありがとうございます!では、また!!!

民間宇宙ビジネス、始めましょう!

 今年に入ってから海外からの宇宙関連ニュースが熱いですね!中国が月の裏側に探査機を着陸させたりイスラエルの民間団体がアメリカの民間企業「スペースX」のロケットを使って月面探査機を打ち上げたり、同じくスペースX社の宇宙船が国際宇宙ステーションとのドッキングを成功させたりイスラエルアメリカは民間団体や企業が大きな成果を収めているのが印象的です。
 日本でも和歌山県に民間のロケット発射場を作る計画が発表されましたが、宇宙開発に関してはまだまだ国が主導していて、民間レベルでの開発は世界的に見て大きく遅れているというのが実情のようです。今後、宇宙はますます身近なものになっていくだろうと考えられます。特にZOZO TOWNの社長のように宇宙旅行に行く人達の数は飛躍的に伸びるはずです。

 なぜ、急に「宇宙、宇宙。」って言い出してるのかって?実は先日、「ASTRAX ACADEMY※5と言うところで、民間宇宙飛行士である山崎大地先生から宇宙ビジネスの講座を受けてきたのです!機密保持のため詳しい内容はここでは書けないので、興味ある方はぜひ受講してみて下さい。ちょっとお値段ははりますが、とても魅力的でわくわくする講座です。一緒に日本の民間宇宙ビジネスを盛り上げましょう!!

 さて、受講後の課題として「宇宙でどんなビジネスをしたいか考えてみて下さい。」と言われていたので、頑張って考えてみました。以下の7つです。折角なので、ご紹介します。

宇宙たこ焼きビジネス
たこ焼き器の表面に凹凸つけて焼き上がりが月のクレーターみたいになる月面たこ焼きや、無重力でもたこ焼きを焼けるたこ焼き器を作りたい。
宇宙迷路ビジネス
無重力なので平面の移動だけでなく、上下の移動も含めた超難解な迷路。宇宙版リアル脱出ゲームの舞台としても使えそうです。VRと組み合わせても面白そう。
宇宙寺子屋ビジネス
前述の通り、日本の民間レベルでの宇宙開発はかなり遅れています。いろいろ勉強していて、子供の頃持っていた宇宙旅行のイメージと大きく異なっていました。多くの人達と宇宙開発や宇宙旅行について学ぶ機会を共有できたらと思います。
宇宙茶道ビジネス
宇宙でも和の心を大切に。無重力で上下左右の区別がつかない空間での茶道体験、とてもおもしろそうです。
宇宙サバイバルゲームビジネス
地上と違ってアクロバティックな動きができそう。
宇宙テニス(卓球)ビジネス
無重力のためボールをバウンドさせられないので、ひたすら直線的に打ち合って、ボールが後ろに抜けたら1点みたいな?

www.youtube.com

(動画掲載の許可を頂いたので、無重力ピンポンの動画をお見せします。)

宇宙ビリヤードビジネス
無重力なので三次元ビリヤードができそう。一度動き出したボールはなかなか止らない可能性が・・・。

 さらに、①と②と⑦に関してちょっと掘り下げてみてスライドにまとめたので、よかったらこちらもご覧下さい。

・宇宙たこ焼き

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・宇宙迷路

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・宇宙ビリヤード

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 宇宙ビジネス、空想するだけで楽しくなりませんか?皆さんはどんなビジネスを思いつきましたか?よかったら聞かせて下さい。

 最後まで呼んで下さりありがとうございます!では、また!!

1 中国が月の裏側着陸に成功 世界初
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39608210T00C19A1MM8000/
2 イスラエル月面探査機打ち上げ、成功なら民間初
https://www.yomiuri.co.jp/science/20190222-OYT1T50239/
3 米スペースX宇宙船、ドッキング成功
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42003950U9A300C1CR8000/
4 日本初の民間ロケット発射場を正式決定 和歌山・串本
https://www.sankei.com/west/news/190327/wst1903270006-n1.html

※5 ASTRAX ACADEMY

http://astrax-academy.space/

ソマリランドに行きたくて!「珍国の女王」との出会い。

みなさん、お久しぶりです。突然ですが、ソマリランドって国をご存知ですか?高野秀行さんの著書※1で話題になった東アフリカにある未承認国家です。未承認国家なんて言われるとすごい危険そうな気がしますよね?でもソマリランドは独自に内戦を終結させて、現在とても治安が良いらしいんですよ!そんなソマリランドに行ってみたいなって思ったんですが、日本ではなかなか情報がなくて…。まぁ、日本はソマリランドを国家として承認してないので、ソマリアに行くってことになりますからね。仕方ないかもしれません。

 

そんな時、いつもお世話になっている旅大学さんからこんなイベントの案内が来ました!

 

tabi-daigaku.jp

 

「あ、ソマリランドの写真だ!それに珍国の女王ってどんな人?」という訳で、ソマリランドの情報収集も兼ねてイベントに参加して来たので、今回はその時の様子をレポートさせて頂きます。

 

さて、こちらが旅大学定番の自己紹介カードです。

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なんかいつもと違って珍国仕様ですね()。質問が深いです。このカードを使って他の参加者と自己紹介をします。ちなみに僕が驚いた旅先の常識は「ブータンでは唐辛子が野菜とみなされていて、料理にふんだんに使われるので、ブータン料理はメチャメチャ辛い。」ってことです。Q06は珍国の女王の話を聞いた後に再度グループでディスカッションするためのものなので、また後ほど。

 

自己紹介後、満を持して珍国の女王のトークの始まりです!まず珍国の女王のプロフィールをご紹介。珍国の女王こと髙井英子さんは福岡で旅行会社「スカイスターツアーズ」を経営しています。主に普段生活しているだけでは耳にしない国(珍国)へのガイド等を請け負っているそうです。会社は福岡にあるのにお客さんの8割は関東なんですって。また年齢層は主に70代。50代は若い方とのこと。日本のシニア層はたくましいですね!現在、西日本新聞の夕刊に「珍国に恋して」というコラムを連載中。

 

ところでソマリランドもそうですが、珍国の中には当然普通の観光地よりも危険な場所も含まれます。ツアーでお客さんを連れて行くこともある女王にとっての渡航しても大丈夫かどうかの基準って気になりませんか?その基準とは「首都でテロがあるかどうか。」だそうです!なかなかレベルが高いですね…。

 

では、ここからトークの中で出てきた数々の珍国の中からいくつかをご紹介します。今まで聞いたことがないようなところばかりだと思います!

 

①仏領サンピエール島&ミクロン島f:id:TakeharaMasahiko:20181209045032j:plain

Google マップ

フランスの海外準県で、カナダのセントローレンス湾にある島。映画「サンピエールの生命」の舞台になったことで有名。

 

②英領モントセラトf:id:TakeharaMasahiko:20181209050023j:plain

Google マップ

カリブ海にある島。島内に活火山。スペインのモンセラート山が名前の由来。5人目のビ-トルズと言われた音楽プロデューサーのジョージ・マーティンさんのスタジオがあります!(残念ながら今は廃墟。)

 

クルディスタン地域

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goo.gl

イラク北部にあるクルド人自治区。危険なイメージのあるイラクにありながら、治安はかなり良いそう。女王曰く、「人々がとても優しく、ここではお金が無くても暮らしていけそう。」とのこと。え!?もっと詳しく書いてくれって?それに3カ所だけでは物足りない?そんな方は是非髙井さんの本※2を読んでみて下さい!!

 

最後に自己紹介カードのQ06についてグループで紹介しあいます。僕は女王が西サハラストリートチルドレンに囲まれて髪の毛をブチブチと引きちぎられながらシュシュを奪われた話から、たとえ子供でも油断できないのだなと感じました。

 

ソマリランドの情報が何か手に入ればいいなと軽い気持ちで参加しましたが、想像を遥かに超える濃い話を聞くことができて大満足でした。あ、もちろんソマリランドについても個人的に色々アドバイス頂けました。女王が執筆されたソマリランドのコラムのリンクを教えて頂いたので、ここに紹介しておきます。

 

 


fanfunfukuoka.com

 

珍国愛にあふれた良い記事です!

 

皆さん、珍国に行ってみたくなりましたか?世界にはまだまだ知らない国や地域があるんですね!僕もシニア世代に負けないぐらい色々の国々を旅していきたいと思います!

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございます!では、また!!!

 

※1

「謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア

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「恋するソマリア

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※2

「珍国の女王」

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受験のためではなく、楽しむための世界史

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みなさん、お久しぶりです!さて、みなさんはTABIPPOさんが開催している旅大学をご存知ですか?僕も度々参加させて頂いていて、このブログでもDMM英会話とのコラボ講座の記事でちょこっと紹介したことがあるのですが、先日大人気の世界史講座を受けてきたので、今回改めて紹介させて頂きます!

 

今回参加した講座はコチラ!

 

『【7/22 東京】大人気!代ゼミ人気講師が語る、旅人のための「旅を深める世界史」〜インドシナ3国編〜』

 

tabi-daigaku.jp

 

おもしろそうでしょ?実は世界史講座は今回が第9弾。毎回満席となる大人気講座なので、今度受けてみようと思っている方は募集を見かけたら即座に申し込みましょう!

 

 講師は代ゼミで教鞭をとられている佐藤幸夫先生。山川の世界史の教科書に紹介されている場所は全て自分の目で見てまわろうと世界中を旅して残り約5%、あと10個ぐらいなんだそう。毎年世界一周をしていたり、教え子が参加できる海外旅行ツアーを企画したりと世界史の先生だけでなく、旅人としてもすごい方なんです。今回、夏期講習中ということで、声がガラガラになっていましたww。先生、あまり無理なさらないでくださいね!

 

 ではここで講座の内容に入る前に旅大学の流れを簡単に紹介します。受付をすませて空いている席につくと、机の上に写真のようないくつかの資料が置いてあるのに気付くと思います。

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そのうちの一枚が自己紹介シートになっているので、記入しておきます(後ほど使います)。講座が始まるまでに同じ机になった人と軽く雑談しておくと良いかも!というのも、この世界史講座は講座中に佐藤先生からクイズが何問も出題され、それらに同じ机になったメンバーがチームとなって答えていくから。なんと優勝チームには賞品も出ますよ!一人での参加者がほとんどなので、気軽に声かけてみましょう。ちなみに僕はこれまで全9回全ての世界史講座に参加していますが、残念ながら賞品をGetできたことは一度もありません…。だって理系だし、日本史選択だったんだもん。

 

 話がそれてしまってすみませんm(_ _)m。講座が始まりますと、旅大学の学長みっちーさんよりTABIPPOと旅大学の紹介があります。その後、時間を区切って近くの人と先ほど書いた自己紹介シートを使って近くの人と自己紹介。隣に座った人が何気に何10ヶ国も旅したことがある旅人だったりと毎回ビックリするような出会いがあって楽しいです。噂によると、旅大学をきっかけで付き合い始めたカップルもいるそうですよ。どこでどんな出会いがあるか分からないですね!

 

 さぁ、お待たせいたしました。ここから講座の内容について紹介していきますよ!とは言っても、講座の内容を全て書こうとすると量が膨大になってしまうので(本当に2時間半があっという間の盛りだくさんの講座なんです!)、今回は僕が印象に残ったトピックを2つ紹介しますね。

 

まず1つ目!今回のテーマはインドシナ半島の3国(ヴェトナム、ラオスカンボジア)ですが、それぞれの王朝を覚える際は中国の王朝とセットで覚えるのがよいとのこと。その話の中で、明は1400年初頭にアフリカに到達していたということを知りました。それだけでも僕にとっては驚きなのに、近年史上初の世界一周を成し遂げたのは中国(明)ではないかと世界史研究者の間で話題になっているとのこと。なんでもアメリカで1400年代に収穫された米が見つかったんだそう。羅針盤を発明したのは中国ですし、中国はやはりあなどれないですね。

 

 では2つ目!みなさんはカンボジア内戦のきっかけがヴェトナム戦争だったと知っていましたか?ヴェトナム戦争が始まった当初、カンボジアは中立の立場をとっていましたが、カンボジア国内を通って北ヴェトナムに進軍したいアメリカがカンボジアに侵攻し、これを機に親米派のロン=ノル政権が1970年に成立します。しかし、1973年にアメリカがヴェトナム戦争からの撤退を始めると状況が一変、ロン=ノル政権はポル=ポト率いるクメール=ルージュに倒されてしまいます(1976年)。ポル=ポトは毛沢東思想に傾斜しており、農村への強制移住を開始、反対するものは虐殺していきます。当時のカンボジアの人口400万人に対して190万人が殺されてしまったそう。このポル=ポト政権を倒したのが、ヴェトナムの支援を受けたヘン=サムリンです。1979年のことになります。虐殺の影響でカンボジアには社会を形成するのに重要な40~50代の人々がほとんど居らず、上記のような歴史的経緯から、現在もヴェトナムの影響を強く受けており、ほとんどの高層ビルなどはヴェトナム資本で建てられているんだそう。このような歴史を知っていると知らないとでは実際にカンボジアに旅行に行った時に感じるものが大きく異なりますよね。ただご飯がおいしかったとか景色が綺麗だっただけではなく、折角訪れた国をより深く理解し旅をより有意義にするためには歴史を知っておくことは重要だと毎回感じさせられます。

 

 講座のあとは有料ですが懇親会があります!旅大学では懇親会からが本番と言われているそう。「旅人の一本締め」も必見!

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 今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!よかったら、次回の世界史講座でお会いしましょう。ではまた!

中国の印象がガラリと変わった話。

先月末、中国で行われたシンポジウムに代理で出席してきましたf:id:TakeharaMasahiko:20180404054833p:plain

今まで中国と韓国は反日的な印象が強くて恐いので避けてたんですが、結果的にはとても良い経験ができました!土日を挟んだ日程だったので、結構ゆっくりできたのもよかったです。出会った中国の人達はとても親切で優しかったです。ホテルも滅茶苦茶綺麗で驚きました。


今回の中国訪問で印象に残ったことをいくつか紹介したいと思います。


1つ目はシンポジウム参加のためにチャーターされたバスから下車する時に、降りたそうにしている前の席に座っている中国の人に先を譲ったら、「謝謝」と丁寧にお礼を言われたこと。中国人は並ばない、順番を守らないという風に思っていたので、お礼を言われたことが意外でした。中国政府もマナー向上を意識して様々な施策を実施しているようなので、国民の意識も徐々に変わりつつあるのかなぁと思いました。


2つ目はすでにネットの記事になってたりもしますが、中国はキャッシュレス化が凄く進んでいました。タクシーもスマホのアプリで呼ぶと、何分後に乗車できるか、目的地まで何分かかるか、いくらなのかがすぐ分かって、支払いもアプリを通じて済ますことができます。ぼったくりの心配がなくて良いですね!日本はいまだに現金主義が多いので、外国人観光客には不便だろうなって思います。両替って面倒ですよね…。小銭は換金できないですし。観光立国目指すなら、日本もキャッシュレス化を進めていくべきだと思いました。


3つ目は公共交通機関のセキュリティが厳しかったことです。地下鉄や新幹線に乗る前に荷物検査があります。空港並みです。改めて日本は平和だなぁと思った反面、もう少しテロとかに対する警戒を強めてもいんじゃないかとも思いました。
次が今回行ったレストランが凄かったです。まるで水族館のように水槽が並んでいて、そこから食べたい魚介類を指定するとそれが調理されて出てくるスタイル。謎な巨大魚や亀なんかもいてなかなかカオスな感じでした。

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あと、中国の人達に「中国は初めてですか?」って聞かれた時に「香港、マカオ、台湾には行ったことがあります。」と答えていたら、「あ、じゃあ初めてなんですね。」って返されたこと。これらの地域は自分たちの国の一部というよりは外国というイメージの方が強いのかもしれません。逆に「今度来られる時はチベットとか西の方へ行かれてもおもしろいかもしれませんね。」と言われたので、チベットは今のところ中国の一部という意識みたいです。


最後に1つ前の話題とちょっと被りますが、雑談の中で中国を取り巻く問題について現地の人の話が聞けたのが面白かったです。例えば、「チベットは独立させてあげればいいんだよ。」とか「台湾が自分たちの所に戻ってくるかどうかとても関心がある。」とか「韓国はなんだかんだで自分たちが一番って思っているから嫌だ。」とか「毛沢東時代はまるで北朝鮮のようだったけど、今はかなり自由だよ。」とかとか。特に漢民族に比べて少数民族が様々な面(大学受験の合格点が漢民族より低いことや民族的なナイフの携帯が許可されていること等)で優遇されていることに不満があるようでした。それと、上海のリニアモーターカーが元々は2つの空港を繋ぐ予定だったのに住民の反対で一部区間の建設が中止されたという話も興味深かったです。なんか立ち退きに反対したら、家ごとぶっつぶされそうなイメージないですか?日本はアメリカはじめ西欧諸国とのつながりが強いので、こういう情報はアメリカ視点のものが多く入って来がちです。中国現地の人の話を聞くと「言われてみればそうだなぁ。」と感じる機会も結構あって勉強になりました。


もちろん今回の訪問で中国全土を回ったわけではないし、話した人も10人に満たない程度なので、上記の内容が必ずしも今の中国を正しく表わしていないかもしれませんが、僕の中で中国の印象は大きく変わりました。機会があれば、また行ってみたい※1

 

最後まで読んで下さりありがとうございますm(_ _)m。ではまた!

 

※1 次中国行くならココへ行ってみたい。

H.I.S. 絶景「張掖丹霞地貌(ちょうえきたんかちぼう) 中国甘粛省張掖市」

世界カレー紀行「苦くないコーヒーが好き。」

こんにちは、皆さん!世界の様々なカレーを紹介するこのコーナー、早くも2回目です。

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今回ご紹介する国はコチラ!

 

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ハイチ共和国カリブ海にあるイスパニョーラ島西部に位置する界初の黒人による共和制国家だそうです。ちなみに島の東側にあるのはドミニカ共和国。国民の多くは農民で、貴重な外貨獲得の手段の1つとしてコーヒー豆を主にヨーロッパ方面に輸出しています※1。日本にはあまり入ってきていないらしいです。実は、今から300年近く前の1700年代にはハイチが世界最大のコーヒー豆の生産国でした。しかし、政治的な混乱や度重なる自然災害の影響で残念ながらハイチにおけるコーヒー豆の生産は衰退の一途を辿っています※2

 

さて、そんな日本ではどちらかと言うとマニアックな国といわれそうなハイチの料理をどこで頂けるのかと言いますと、コチラの「カフェ・ハイチ」さん※3。ネットの検索でたまたまひっかかったハイチのドライカレーがずっと気になっていたので、代々木での世界史講座の帰りに新宿サブナード店に立ち寄りました。このドライカレーは、約40年前にお店の社長がハイチで出会った家庭のカレーを日本人の口に合うようにアレンジしたものだそうです。支払いの時に店員さんに聞いてみたところ、現地では魚のアラなんかも入れたりするらしいです。

 

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個人的には魚のアラが入ってても面白いのになって思いました。スリランカカレー屋さんで食べたフィッシュカレーも魚のダシが効いていておいしかったですし。

 

アラの話は置いといて、肝心のお味の方は思ったよりスパイシーでしっかりした味がします。若干ソースの香りがするかなと思ったんですが、ネットで公開されているレシピ※4を確認してみたら、入ってないみたいですねww。味音痴ですみませんm(_ _)m。トマト缶の香りだったのでしょうか?

 

そんな味音痴な僕でも「これはおいしい!」と大感動したのが、食後のハイチコーヒー。コーヒーの苦みや酸味が苦手で普段は紅茶党なのですが、ハイチコーヒーはその苦みや酸味がなくてとても飲みやすかったです!好みでラム酒を数滴たらすのが、このお店のスタイル。良い香りが広がって、何だかおしゃれな感じ

 

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全体のボリュームは控えめなので、ガッツリ食べたい時は不向きですが、おいしいコーヒーとともに軽くランチって時には良いと思います!次回はカレー以外のハイチ料理にチャレンジしてみます。

 

今回もカレーの紹介なのか、コーヒーの紹介なのかよく分からなくなってしまいましたね…。

 

最後まで読んで下さりありがとうございます!ではまた!

 

※1ハイチ - Wikipedia

 

※2ハイチ産コーヒー豆の特徴!ラム酒にも合うハイチコーヒー | コーヒー豆をハッキングする

 

※3料理写真 : カフェ・ハイチ 新宿サブナード店 (Cafe HAITI) - 新宿西口/カフェ [食べログ]

 

※4ハイチ風ドライカレー風カレー – ぽちカフェ