ワラビスタンでクルド料理に舌鼓 その②
みなさん、こんばんは!今回はお久しぶりにならないうちに前回の続きを書いていこうと思います。
前回はケバブ屋さんに到着したところまで書きました。「Happy KEBAB」という店名。トルコ系クルド人のオーナーが経営されているそうです。駅からお店までの道中、クルド人らしき人は全然見かけなかったのですが、店内はおそらくクルド人と思われる方達でとても賑わっていました。日本人の店員さんはいないですが、注文は日本語でできるのでご安心を。
残念ながら、メニューの写真を撮り忘れてしまっていました……。ただ、種類はかなり豊富な印象。フードはケバブだけでなくトルコのサラダやスープ、デザートと気になるものがたくさん。曜日限定のメニューもあって、近くに住んでいたら限定メニュー制覇を目指して毎日通ってしまいそう。ドリンクもトルコのヨーグルトドリンクであるアイランをはじめ、ザクロジュースなど日本では見慣れないものが多く目移りしてしまいます。あ、アルコールメニューもありますよ。日本のお客さん向けかな?(他にどんなメニューがあるか気になる人は食べログ※1へ 笑。)
今回僕が注文したのは、ケバブプレート!お肉たっぷり、ボリューム満点。お肉も当然おいしかったのですが、個人的に気に入ったのがショートパスタ入りのバターライス。ケバブに良く合うんですわ、これが!
テイクアウトもやっていて、日本人の方が多く利用していました。地元の人にも人気みたいです。
さて、次は料理教室の会場へ向かいます。会場である芝公民館※2へは「Happy KEBAB」から徒歩で10~20分ぐらい。蕨駅からバスで行くこともできますが、戻るのが面倒でしたし、腹ごなしに今回は歩きました!
会場に着いたら、まず受付と会費(2500円)の支払いを済ませます。その際にシールを渡されるので、名前を書いて名札代わりにエプロンに貼っておきます。(一度、シールをはがし忘れてエプロンを洗濯してしまい、残骸を掃除するのが大変だったので、ご注意を!)場を取り仕切っているのは日本人ですが、料理を教えてくれるのはクルド人の女性達です。日本語のレベルには結構ばらつきがありました。流暢にしゃべる方もいれば、ほとんどしゃべれない方も数人いらっしゃるといった感じです。
ここからが一般の料理教室と違うところです。黒板にはどの机でどの料理を作るかが書かれており、料理は各机同時進行で作られていきます。参加者は机を自由に行き来できるので、全部の机をちょっとの時間ずつ回ってもいいし、1つの机にずっといて先生と一緒に料理しながらじっくり作り方を学んでも大丈夫です。日本語で書かれた全料理のレシピは配られるので、回れなかった机があっても問題なしです。
僕は11月の回はナスのケバブ(ケバブボルジョン)、1月は野菜の皮の肉詰め(ドルマ)の机に張り付いていました。
料理が完成したら、盛り付けて各机で先生達も交えてお食事タイムです。クルド料理、スパイシーでとてもおいしいです。おかわりもありますし、残った料理は持ち帰りも可。最後に先生方がクルドの音楽とダンスを披露してくれる時もあります。
難民問題って色々難しいところがあって、日本人側、クルド人側それぞれに言いたいことあるとは思うのですが、そういったことは一旦置いておいて、一緒に楽しい時間を過ごすことができるこの料理教室のような場って貴重だなぁと思いました。
在日クルド人問題についての本のリンクを貼っておきます※3。今回の記事を読んで興味が湧いた人はぜひ読んでみて下さい!
最後まで読んで下さり、ありがとうございます!では、また!!
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※2
※3「日本で生きるクルド人」 鴇沢哲雄 著
個人的には少しクルド人側の視点に偏っているところもあるように思いますが、しっかりとした取材に基づき在日クルド人の現状を伝える貴重な本。